第3回 「先輩と語ろう会2015」
 
平成27年10月22日(木)の午後、第3回「先輩と語ろう会2015」を開催しました。
後輩たちのために20名の先輩(うち3名は写真担当)が駆け付けてくれました。
昨年度の課題「現役生の心を動かす」ために、事前に担当の奥村先生と話し合いを重ねてこの日を迎えました。

まず先輩を驚かせたのは、自宅に、担当する後輩たちからの「先輩にこんなことが聴きたい」という手紙が届いたことでした。
このサプライズから、今年の「語ろう会」はスタートしました。



参加者一同と担当の奥村先生(左端)

 
次のサプライズは、控室にお迎えに来てくれたのが、担当するクラスの生徒だったことでした。
昨年までは担任の先生でした。
「*組前半の**ですが、**先生、お願いします」の声に、本当に嬉しそうに教室に向かう先輩たちでした。 

教室を回って写真撮影しました
 

菅原 和子さん(1期生)
菅原さんは「語ろう会」直前の10月18日に尼崎市展(写真の部)で毎日新聞社賞を受賞されました。また、読売新聞発行の「読売ライフ」にも、自作の絵手紙が掲載されました。
受賞の写真や絵手紙をを生徒たちに 披露され、年齢に関係なく新しいことにチャレンジする菅原さんの姿に、現役生は感銘を受けたようです。
「生徒さんは話をきっちり聴いてくれました。
良かったです」との菅原さんの感想でした。
 
園邊 滋二さん(15期生)
昨年の「語ろう会」で、園辺さんは名簿があれば話がしやすいと提言されました。今年はその案を受け、各グループ毎の名前一覧と、手書きの所属クラブ、そして胸にはネームプレイトをつけることになり、このことで「名前を呼べて話が出来て、ありがたかったです」と、多くの先輩が喜んでおられました。
また、園邊さんは「事前に質問をお聴きできて良かったです。子ども達も一生懸命話を聴いてくれ、楽しい時間を過ごせました。」と感想を述べられていました。
 
森 俊二さん(11期生)
「学校からの根回しがきっちりされていたようで、昨年と生徒の聴く態度がちがっていました。昨年は、私が教室に入ってから机を円卓に組み始めていましたが、今年は事前に準備されていました。まず、その円卓の話から始めました。円というのは丸く収まるということで、食事するなら中華料理。堅苦しいところでは四角になる日本料理が良いという話です。質問も事前に聴いていたのでレジュメを作っておき、何処で終わっても良いようにし、時間切れの際は「これ読んでおいてな」で終われるようにしておいたのですが、やはり時間切れとなりました。女の子が多かったのですが、今の女の子は男の子より積極的ですね。来年も時間が合えば参加してみようかと思っています」
 
上田 達さん(16期生)
「今年はみんな聴いてくれて楽でした。質問状について、これはみんなで考えてくれたん?と尋ねると、みんなで相談したとのことでした。質問は、何で川校を選んだんか?その時食堂があったのか?どんな学校やったんか?どんな学生生活を送ったんか?の4つが主な内容でしたので、これはまとめて話しました。これだけは去年もウケたから言っておきたいと、イルカの話、今年はそこに鴨の話も入れて、動物にも群れ群れで意志疎通のできる言葉があるんやよ、と話すとえらい受けてくれました。事前に先生に根回ししていただいたので、生徒も聴こうとする態度ができていました。」
 
馬場 英明さん(24期生)
「授業形式ではなく円卓だったので、みんなで一緒に話をしましょうという雰囲気が出来たのが良かったです。皆さんの顔を見ながら話をして、目をそらす子供さんがいなかったのが、今年は違うなと思った印象です。僕のお題は、2045年、今後30年先ってどうなっているでしょうね?という内容でした。そういう資料を集めてきました。2045年の日本人の平均寿命は100歳と言われ、大阪東京間のリニアモーターカーも開通しています。それに合わせて、今の日本は労働人口の40%が年収300万円以下という厳しい話をする中で、君はどうしていくのか、将来を考えるきっかけを掴んで欲しいと話すと、一人ひとりに意見を言ってもらえ、本当に良かったと思います。来年も時間があれば参加します。」
 
大嶋 啓史さん(16期生)
「一昨年と比べても生徒が幼くなっていると感じました。
友だちを作れ、やりたいことをやっても良いけど自己責任やぞ、というメッセージをいくつか持ってきたのですが、雑談形式で話をしているときは色々言葉が出てくるのですが、メッセージに繋げてそういうことを言うとシーンとなってしまって反応がなくなります。
そのことに関しての質問をして欲しかったのですが・・・。
今年は担任団の先生がご努力頂いたというのが見えましたので、今後続けていくならこういう方法が良いのではないかなと思いました。
 
野本 真平さん(11期生)
私のクラスは、ほとんど私が一方的にしゃべっていて、質疑応答というのはほとんどなく、先生が時々質問されるくらいでした。
クラブ活動、文化祭の思い出、理系志望理由を話しました。

生徒はしっかり話を聴いてくれ、笑われる所では笑われました。しかし全体的には、話の中身がかなり固かったのかもしれないなという気がしています。来年やるなら、もう少し生徒から質問の出るような話題を考えたいと思っています。
 
植垣 正嗣さん(27期生)
プロレスのマスクを被って教室に登場された植垣さんは「わーーっ」という声に迎えられたようです。
彼らの好きな話題に関しては目をキラキラさせて食いついてきました。先輩として伝えたいことを話すときは静かに聴いていました。真面目に目を見て回答してくれました。円卓だったので、僕が落ち着いて座れなくて、動物園の熊のようにウロウロしながらしゃべって、『ハイ、あなた』『ハイ、あなた』と当てていって、それが良かったどうかはわからないのですが・・・今後の生徒に期待し応援したいです。」


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