22期生 大島教弘さん
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22期生 角田訓章さん |
「私が喋る前に担任の先生から簡単に紹介され、生徒の皆さんから拍手をいただきました。そういう意味では気持ちよくスタートすることができました」
「今に至る経緯を簡単に話し、将来何になりたいのか聴きましたが、誰も手を挙げません。今決めなくても、これから考えればよいことで、そのために勉強する意味があるのですよ、と話したのですが、ピンとこないようでした。
それで担任の先生に『勉強って何のためにするのですか?』と質問すると、『学ぶという事は当然なのですが、勉強を嫌いにならない姿勢を身に着けるという意味もあるのです』と答えていただき、『実は学校で勉強するよりも、社会に出てから本当の勉強の密度が濃いのですよ』と話しました。」
「最後にまた拍手をいただきました。
年上の人と話す機会が圧倒的に不足しているんだろうなという印象を持ちました」
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「もう少し言葉のキャッチボールが出来るかなと思っていたのですが、反応がなかったですね。
また、先生が司会という形で仲立ちしていただいて、三者でやり取りができるシステムだと考えていたのですが、それもなくて先生も後ろで座って聞いておられるだけでした。」
「こちらから一方的に話すだけでした。
ネタは用意していましたので、学生時代の話をしました。
一番しんどかったのはクラブ活動で、顧問の渡辺先生にしごかれたことですと話しました。
また、三年生の時に文化祭で「八人の刑事」という映画を作り、それをYoutubeでUPしていましたので、それを所々見てもらって学校の様子や生徒の様子を見てもらいました。」
「やはりジェネレーションギャップが大きすぎてこちらから話しすることが1/3も理解できていないのではないかと思いました。」
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24期生 馬場英明さん
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27期生 植垣正嗣さん |
「今年の総会で前会長の林さんとお話しして、僕も後輩のために何かしたいなと思っていたところ、この企画に誘っていただき、是非させてくださいとお引き受けしました。」
「私は高校、大学の時は真面目に将来のことを考えてなかったと正直に話しました。
20年間のサラリーマン時代の経験や失敗、会社を立ち上げたことなどを話しました。
振り返ると、高校時代には色々と選択肢があり、人生にはターニングポイントがありました。その時に慌てないように日頃から何をしたらよいかというところを、自分のこれまでの経験からお話ししました。」
「海外駐在生活が長かったので、プロジェクターで写真を見せながら、その時のエピソードを話すと、結構食いついてきました。
海外を経験すると人生観も変わるし、拡がるので、自分の選択肢の一つとして持っていてほしいと言いました。」
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「教室へ入った時点で生徒がプロフィールを読んでいて、僕が準備していた段取りと違う形になってしまったのですね。
『このオッチャンプロレスラーや』と。
そうなってしまったら話はそっちの方向からアプローチをしていこうかなと、急遽変更しました。
しかし、急に変えたので、何を伝えたら良かったんか分からなくなる状態に陥ってしまいました。」
「高校3年間というのはとても重要であり、この3年間にどれだけの事をやったかで社会で左右されるよ、また今の時代はデジタル社会なので、自分に不要なものは切ってしまうが、その切ったものが社会に出た時には一番大事なものになるよ、理不尽なこともとにかく経験しておきなさい、必ず生きるから、というようなことはほぼ5分くらいしか話さないで、後はプロレス一辺倒でした。」
「100周年は君たちの番だから、先輩としてのお願いとして、100周年、君たちがこの学校を背負ってほしいと話しました。」
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36期生 坂井 肇さん
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36期生 重村正己さん
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昨年も参加くださった坂井さんです。
「柔道部時代の話とか、怪我した話、怪我させた話をしながら、学生時代もっと勉強しておいたら良かったという話もさせてもらいました。
僕は、大学行ってなくて高卒で仕事をしているのですが、『実際大学に行ってなかったら困ることもあるんや、具体的にハローワークに行くと募集要項に大学卒と書いてあったら、僕はそこの会社に応募することすらできへんねん。
どんな大学でも目指しておいた方が良いよ、そうすれば選択の幅が拡がるから』と話すと、みんな真剣に聴いてくれました。」
「私は社労士の仕事をしていますが、そのことについては会社のややこしい手続きのお手伝いをしています、と一言で終え、健康保険の仕組みについて話しました。」
「後の時間は雑談をしたのですが、あらゆる引出しを駆使して話しました。」
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「最初は自分の経歴の話をしたのですが、反応が良くなかったです。それでスポーツの話をしたのですが、あまり食いつかなかったです。」
「進路の話をしようと思いました。
2年生からのコース別の選択授業で国際コースがあるということを聞いていたので、アメリカに留学した経験を話すと、食いついてくれました。
兄がアメリカに2年間留学していたのに、マクドのドライブスルーで注文できなかったという話をして、いくら勉強が出来ても、英会語ができるかはまた別もんやという話をしました。
話はそんなに上手ではないのですが、自分の引き出しを引き出していくと、生徒も喋ってくれたので、いろいろ考えてるなと感じました。」
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38期生 新地 由季也さん
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43期生 安部卓也さん・田岡英之さん |
「私はデザイナーをやっていますので、いかに高校時代勉強してなくて、寄り道ばかりしながらデザイナーになったのかという話をさせていただきました。
今の子は、インターネットやゲーム、スマホに興味があるのではないかと、こういったネタを交えながら話をしたのですが、食いつきはいまいちでした。
もしかすると話の内容のピントがズレていたかなという気がしますので、これは反省点として今後に生かしたいと思います。」
「即席でゲームを作ってみたのですが、それも余り食いつきがよくなかったです。」
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安部さんは2回目です。
「高校時代から大学、就職、独立と流れを作って話しました。
昨年より反応が低く、どのような話をしたら自分の思いを届けることができるのか、試行錯誤しました。」
「携帯ツールや、SNSなどの影響で、みんなと合わせることが当たり前になっているようですね。
自分の意見を言うことが難しいようでした。」
「みんなが何を感じたかを感想文を見て知りたいです。」
田岡さんは
「安部さんは高校時代から夢を持っておられて、その視点で話され、僕は社会人になるまで目標もなくやっていたという視点で話しました。
僕たちの時代と比べても個性のない子が多いなと感じました。
でも恋愛の話だけは食いつきました。
具体的な例を挙げるとすごく見てくれますね。」
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「先輩と語ろう会」終了後、全員で交流会を行いました。
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「先輩と語らろう会2015」に向けて
交流会では、「眠っている生徒がいた」、「反応が鈍かった」という戸惑いの声もありました。
しかし、参加くださった方は真剣に後輩たちとの対話の糸口を探り、後輩たちに自分の思いを伝えてくださいました。
感謝の気持ちでいっぱいです。
この貴重な経験から、乗り越えるべき課題も見えてきました。
校長先生からは次のような提言を受けています。
1)本校の教員が講師である先輩方をうまく紹介し、生徒の「聴こう」という気持ちを引き出すこと
2)先輩方が、現役生徒にとって親近感の持てる人間だけれど人生や学校の先輩として経験を話してくれると感じること
3)できればその経験の中で得た専門的なことや面白いこと楽しいこと、つらかったことなど
子供たちが「へー」「そうか」と思うような話ができるといいですね
私の方からは
1)担任・副担任の先生たちは、「先輩」をしっかりフォローしてほしい
2)生徒たちを「お客様」としてではなく、主体者として扱い、準備の段階から関わらせてほしい
ということをお願いしています。
以上のことを、来年度の担当者と深く話し合うのだと、私は心に決めました。
会終了後の生徒のアンケートでは、
「先輩の話を聴けて良かった」「これからもやって欲しいです」との声が多数届けられました。
やっぱり、やった良かった!!
「先輩と語ろう会2015」に向かって、がんばります!!
これからもよろしくお願いします。
(文責 児玉)
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