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昨年(2010年)12月14日に、会員のopu103さんからMailが届きました。
「江風会の事を聞きました‥。」の記事についてーーー。
そもそも、「江風会」の名称の由縁について聞かれたのかと思いました。
「誰が、名付け親でその由縁は、何なのか」知りたいですね。
調べて見て教えてください。
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管理人からopu103さんへの返信です。
江風会ホームページ」管理人の児玉(旧姓小竹)です。
Mail、ありがとうございました。
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そもそも、「江風会」の名称の・・・
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「誰が、名付け親でその由縁は、何なのか」知りたいですね。
「江風会」の名称についてですか、面白いですね。
是非調べたいと思います。
分かり次第、「江風会ホームページ」にUPしますので、少しお待ちくださいね。
こうして「江風会ホームページ」へのアイディアを教えていただけると嬉しいです。
これからも何か考えられましたら、ぜひMailくださいね。
期待しています。
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事務局の松本さんにSOSを発信しました
とは返信したものの、手持の記念誌には掲載されてません。
「どうしょうか?」
困った時の「事務局頼み」です。
事務局の松本惠美子さん(11期生)にお願いしました。
松本さんは江風会室にある膨大な資料の中から、「江風会名」に関する文献を探し出してくれたのです。
感謝です。
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その文献とは、「1964年度発行の江風会の名簿」でした。
初代校長の小松忠雄先生が「会名撰定について」という題名で3ページにわたって書いておられました。
まず名付け親ですが、初代校長の小松忠雄先生でした。
先生はこのように書かれています。
(前略)
同窓会の役員諸君が突然陋宅を訪れて、会名撰定の件を依頼された時は、
初代校長として拒否できぬ当然の義務でもあり、
実のところ、これは大変なことになったと思いました。
普通なら経典などに準拠して出来るだけ立派な名前をというところですが、
期日の関係から、無駄な泥縄式は最初から念頭に置かぬことにしました。
結局、学生生活に引き続く同窓会なのだから、
最も因縁の深い校章にちなむのが却って適切でないかと考えたすえ、
多少平凡かも知れぬが、「江風」の2字を採ることにきめました。
(中略)
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すがすがしい淀の川風に心ひかれ、
夕涼みに暫らく浮世の熱閙を忘れようと、ちょっと軽く浴衣がけの三々五々、
期せずして堤に集まったうちとけた会員たちお互いの姿を第一目に浮べて下さい。
それから次に、
然しながら一歩その胸臆に立ち入れば、
会員各自が、嘗ては母校在学の3年間、日々大淀川の偉大を象徴する校章から感得した、
宏量・清純・不屈・進展など永遠の発展性を示す色々な徳性を、卒業後もいよいよ啓培して行こう。
そして大淀の流れが無窮にそして末広がりに流域の沃野千里を潅漑してうまぬ如く、
いずれは本会をして、これからますます進展開花してゆく国家社会に、
いや現在の段階ではもう人類社会にという方が適切かも知れませんが、それらに大きく貢献する人材を、
今後増大する会員の中からどしどし輩出して行く、
それこそ素晴らしい同窓会に是非仕立てて行かねばならぬとの堅い覚悟をも示しています。
即ち果てしなき其の降運と会員各自の向上とを祝福した大へん目出度い名称であることも見逃せないで頂きたいものです。
(後略)
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小松校長が「校章」に込められた意味については、ぜひ「校章」のページをご覧下さい。
また、先生の格調高い、深い思いを込められた文章は皆さまに読んでいただきたく、全文を次ページに掲載します。
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