江風会の基礎を築いて

 −江風会会長になられたきっかけは?

それまでの江風会は先生が中心になって運営されていました。
創立30周年頃に、川高の卒業生でもある先生から、卒業生たちで江風会をやってくれないかと相談を持ちかけられたのです。
それで8期生を中心に立ち上げました。

−現在の江風会の基礎を創られたのですね。

まず組織的な運営をするために、豊中高校や茨木高校など何校か見に行きました。
また、財政の建て直しが必要でした。
それまでは卒業生全員から一律に入会金を徴収するだけだったのを、会費を集める事にしました。
会報を発行するための資金が必要でした。

−年に2回発行されてた時期もあったのですね。

年に2回会報を発行してた頃は、しょっちゅう集まってましたね。
みんな何とか同窓会を盛り上げようと必死でした。

これまで「茶話会」として年に1度集まっていたのを、現在の「総会」の形にしました。
きちんと議案を作り、そこで決定します。
また名簿作りにも邁進しました。

同窓会館を作ろうという思いもありました。。
せめて川高内に同窓室を作りたいと学校と交渉したのですが、断られました。

−その頃は病院の方も忙しかったのでは?

非常に忙しかったですね。
でも、忙しいのには慣れてました。

−どのくらい会長をされていたのですか?

10年くらいですね。
次の会長候補が現れて、辞めました。



−江風会活動はボランティアですが、ボランティアが仕事のプラスになることはありますか?(小松)

もちろんありますよ。
仕事もボランティアもいっしょなのです。
アイディアが必要です。

それぞれの組織には、特有の問題があります。
川高なら、ある時期から進学率が悪くなった。
江風会では、古い人しか来ない。
そういったその組織の抱える問題を解決するためには、アイディアを出さないといけない。
これは仕事も同じです。

また仕事もボランティアも、人のつながりが大切です。
決して人を裏切らないことです。

私は3つのことを大事にしています。

「自分の力は少し」 
「おごらない」
「感謝の気持ち」

仕事はみんなでやるものです。
みんなが気持ちよく働くために、です。
これは、ボランティアにも事業者にも共通のものですね。

事業者として職員にいつも言っている言葉ですが、

病院にやさしい職員
職員にやさしい病院


みんなが力を合わせたくなるような病院でありたいです。

また医療ミスは隠すなと、言っています。
ミスに対しては誠意しかありません。
患者さんがどう感じるかは患者さん次第ですが、誠意は必ず通じます。



お聴きしたい話はまだまだあったのですが、お忙しい中、精一杯お話くださいました。
ありがとうございました。

 
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